スペックエスパスを手掛けるオプト・デュオのもうひとつのブランドがH-FUSIONです。立体的なデザインのスペックエスパスとは異なり、H-FUSIONは、トレンドを取り入れたクラシックスタイルです。ただし、単なる懐古主義ではく、1930年代〜1980年代のアイウェアを今の時代感覚で再構築しているあたりが流石です。例えば、一部のメタルフレームには、昭和初期に日本で開発された合金、サンプラチナをあえて素材に使用。肌に優しく歯科材料にも使用されてきたサンプラチナは、チタンが主流の現在において、希少な材料となっています。それを、あえてマットグレイやマットブラックに塗装することで、"クラシックでありながらモード"という矛盾しそうなスタイルを実現しています。こうした繊細なこだわりを具現化できるのは、オプト・デュオが日本一の眼鏡産地である鯖江に本拠地があるからです。熟練の眼鏡職人との信頼関係や、密なコミュニケーションがあるからこそ、繊細なデザインが可能となります。眼鏡通が注目する日本ブランド、それがH-FUSIONです。